大切な

人のために

見つけたもの

What I found

for my

precious ones.

FAITH

OF

A MOTHER

 

STORY OF JESSICA ADAMS

strong-willed mother who changed her lifestyle to holistic and organic for her two daughters.

母であること

ジェシカアダムスの

ストーリー

家族のために始まったNATURALCOSMO

気がつくと、親戚や友達、沢山の人が相談してくれるようになっていた。

 

同じように、家族の為に動いた友人がいる。

大学時代に太陽のようなエネルギーで、周りをすぐに魅了してしまうジェシカ。

「あの子は一体誰や!」と何度聞かれたか知らない。

 

でも急に連絡が取れなくなり、数年後に会ったジェシカは明らかに何かが違っていた。

医者にも原因不明と言われた娘アメリアとマリッサの深刻な不調。

暗い部屋から出られない。なぜ泣くのかわからない。肌はアトピー。お腹は一切動いてくれない。

 

母としてしてあげられることがわからない。

でも自分しか助けてあげることはできない。

 

栄養学とアレルギーを学び、アロマテラピーを実践し、

肌につけるものの成分を調べ、できることを自分で探し自分で実行し、

厳格なベジタリアンだった食事も、

自分で勝ち得た知識に基づき子供と一緒に変えていった。

 

2年間という長い暗闇から出てきたジェシカは、

大学時代とは違う凛とした強さと、母の愛に溢れ、眩しいほどの光に包まれています。

 

そして、今3人目を授かっているジェシカ。

 

このお話は、そんなジェシカが母であることを貫き通した強さ「Faith・信念」についてのお話です。

 

 

 

ジェシカとの最初の出会いは大学のカフェテリア。列の後ろで悲鳴があがり、振り返るとワッフルを焼く機械から煙が上がっている。どんなバカがワッフルマシーンで失敗するんだ!と思って視線をあげると、そこにいたのがジェシカ。

 

いつどこで会っても全力で笑い、全力で話し、全力で向かい合ってくれる存在。誰に対しても、その向かい合う姿勢を変えることがない。人種も関係ない。ただただそういう人間だから、ただそうやって存在している。芯から明るさを放っている太陽のような女の子。

 

8年ぶりに再会したジェシカは、結婚し、子供も二人産み、笑顔のたえない家庭を築いていました。

 

ですが、その2年前、アメリカに行く用事に合わせてジェシカに会いたくなり連絡を取ったとき、今は無理なの。とにかく無理なの。子供が原因不明の病気で隔離してあげないとならなくて。と、いつものジェシカとは違う、不安でいっぱいのジェシカの声を聞いていました。何があったのかを知りたい。でも、ジェシカもうまく説明できないみたいで、そのときは会うことを諦めたのです。

 

それから2年後、再びのアメリカ出張に合わせ連絡すると、素直に会えることを喜んでくれるジェシカ。

ようやく何があったのかを尋ねてみると、それはふたりの子供の原因不明の苦しみに対する、想像を絶するような戦いでした。

一人目の子供アメリア。ワクチンの副作用が発生し2歳まで続いたそう。

 

それ以外にも原因不明に泣き続ける毎日。耳に炎症が認められたから与え続けられた抗生物質。どれだけアメリアの腸を痛めてしまっただろうか。肌はアトピー。カーテンを開けると、なぜかすごく辛そうで、明るい場所に出られない。一日中屋内にいることしかできない。二人目のマリッサも同じで、生まれてから一年以上自分で排便することもできないうえに、いつまでたっても歩き出してくれない。

特におかしいところがあるわけでもなく、障害があるわけでもない。

 

不明だから、医者に言われたことは全てした。

でも一向によくならない。

 

 

それは本当の暗闇でした。

悪夢のような日々が続き、してあげられることが何一つなくなってしまったとき、

ジェシカは自分自身のチカラで治そうとすることをやめました。

 

「自分のチカラの限界を認めることができたから、神に全てを委ねることに決めたの。その時、心から神に祈ることができたの。」

 

それまでもクリスチャンとして教会にも行っていたジェシカ。

でも、心から神のチカラを信じようと決め、教会で悩みを打ち明けた時、naturopathを試しなさいと言われたそう。

調べてみると医者による治療ではないから、保険は適用外で高額な費用がかかる。

 

それでもとりあえず電話で先生に受けたい旨を伝え、お金がないから受けられないと伝えると、「あなたのために、神に祈ってもいいでしょうか?」と、今までお医者さんに言われたことのない言葉を先生に言われたそう。

ジェシカにも懐疑の念はあったと言います。でも調べるほどに、医療では解決のできないことがある。食事や生活のアドバイスまでくれる先生に診てもらう必要があるという理解が深まり、ついに夫のテイラーが費用面のことを理解。

 

そして、ミラクルが起こったとジェシカかは言いました。

 

 

最初の治療でジェシカと子供を一目見た先生は、まずは母親であるあなたに治療が必要だと言い、子供ではなくジェシカの検査をしました。でも、私ではなく子供を診てほしいと思いながら検査を受け、全てが終わったとき、コンピュータトラブルで検査結果が全て無くなってしまい、再検査となったそう。

 

実はこの最初の予約も、予約でいっぱいにもかかわらず、特別に朝の5時に開けてくださったから診てもらえていた。だから、このチャンスを逃すと、子供のマリッサはいつ診てもらえるのかわからない!コンピュータトラブルで、もう一度検査となった時、私じゃなくてやっぱり子供を診てくださいと懇願し、その熱意に負けた先生は了承。ジェシカは、このコンピュータトラブルが運命だったと言います。

 

マリッサの検査と治療が終わったら、それまで自分の脚で立ったことがなかったマリッサが、初めて自分の足で立ち上がり、初めて自力で排便ができたの!と思い出すだけで泣きそうに語るジェシカ。

 

さらに検査でわかったことは、マリッサにはひどい偏頭痛があることと、小麦アレルギー!

 

カーテンを閉め切った暗い部屋に一日中居たがる理由がやっとわかったのです。偏頭痛だから光が苦手。ずっと耳の炎症が原因だと思っていたけど、本当の理由は頭痛だった。

 

小麦と乳製品をやめなさいと言われ、調べてみると小麦アレルギーの症状がいくつも当てはまる。ベジタリアンで、チーズとパンがほぼ主食だったジェシカが、その日から小麦と乳製品を諦め、自分で調べて食べるものを決め、野菜とくだもの中心の生活を始めました。

エネルギーとカロリーが多い、糖分が豊富な食習慣から、自らの腸を鍛えて行く野菜と果物中心の生活は本当につらかったそう。簡単にエネルギーになる糖分を断つと、エネルギーを自分で作り出せるカラダにしなければならない。砂糖が合法な麻薬だと呼ばれる理由もここにある。

 

更に、小麦を断つということは、アメリアが友達の誕生パーティーに行くときも、ランチボックスを持たせるうえに、バースデーケーキも食べさせてあげられない。友達が食べているおやつをマリッサに我慢させるということ。レストランに行くときだってそう。

白い目で見られることもあるそう。友達からさえも。

 

でも、ある時から、友達の家に遊びに行ったら、アメリアとマリッサのために、友達がグルテンフリーのおやつやご飯を作ってくれるようになったとジェシカは言います。そして今では、アメリアとマリッサのためにお菓子を作ってあげることを楽しみにしてくれる。そんな友達に囲まれている。私には想像することしかできない問題を乗り越え、その先に待っていたものは、やっぱりみんなに愛されるジェシカ。

 

私にはまだわからないけれど、子育てとは、子供を育てるということは、親になるということは、自分の子供にとって、自分が出来る、私が出来る、最善じゃないかもしれないけれど、自分で考え、自分で答えを出し、その答えを信じ、その答えを信じ貫くことなのかな。と友達の話を聞いて思ったのです。

 

今3人目を授かっているジェシカには、大学時代とは違う

凛とした強さがあります。

 

このエッセイのテーマは「faith」だと最初に書きました。

信念と訳をしましたが、日本語への直訳が難しい単語。

いくつも意味があるのです。

その中のひとつが「信仰」。

 

マリッサが立った瞬間。

それはジェシカにとってミラクル以外なにものでもない。

 

母としてできることがなにひとつなくなり、自分よりももっと大きな存在、この世のことわりに全てを任せると決めた途端に注がれだした光。

その光を見ることができたのは、ジェシカの諦めないチカラであり、彼女の信念だと私は思ってしまうのですが、そこに間違いなく同じように存在していたもの。

 

それはジェシカのもっと大きな存在、神への「信仰」。

そしてfaithのもう一つの重要な意味、「信頼」。それも最上級の信頼。

 

自分ではないもっと大きなチカラに心から信頼をゆだねることができた時に見た光。

 

彼女が真の暗闇を知ったからこそ、彼女の周りは今光で満ち溢れています。

 

ジョージア州は日本からは13時間以上かかる場所だけど、上林家の分身であるブランドとしてそばにいられることが嬉しい。

 

アメリア・マリッサ・そして3人目、

彼女たちの最初のおしゃれ化粧品になれる日が待ち遠しい。

 

これからずっと、「uncle Takuya!」と、くっきりのえくぼアメリアとメリッサの光のような笑顔で呼ばれるのがたまらなく楽しみ。

 

Hello to Japan :)

from

Jessica, Amelia, and Marrisa

Model:

Jessica Adams

 

Photo and Writing:

Takuya Kamibayashi

〜あとがき〜

2019年から、ナチュラルコスモのミューズをお願いした大学時代の友人ジェシカ。

そもそも、なぜジェシカにお願いしたいと思ったのか。

 

理由は、7年ぶりに再開したジェシカの話。

 

子供が原因不明の病気になってしまい、交友関係もシャットアウトするほどに悩み苦しんだ。

でも、話の中で彼女は他の誰かの責任だと言いませんでした。

 

もしかしたら心の中では思っていたかもしれない。

お金を払って診てもらっているのに原因がわからないまま、何をすればいいのかも分からない時期が2年も続いていたんだから。人のせいにしたくなるはず。

でもジェシカは、そんなことはひとことも私に言わなかった。

 

彼女は何回も言いました。

 

「母親として無力で。母親として子供の苦しみをとりのぞいてあげることができなくて。それが苦しかった。」

医者にも諦められてしまった。でも、ジェシカは母親として、当然のことのようにアメリアとマリッサのためにできることを探し続けた。たとえできることが何もなくなっても、神に祈りつづけ、諦めるということはひとときもしなかった。

 

最後に行き着いた答えは、ジェシカに衝撃だったと思う。

「食生活を変えなさい。」「洗剤を変えなさい」「あなたが食べている小麦に含まれるグルテンが母乳に入って、子供がアレルギーを起こしているんです。」

 

これらの言葉は、原因はあなたにありますと正面から言われるということ。

 

薬が悪いわけではないのです。

子供が悪いわけではないのです。

あなたが今まで食べてきたもの、使ってきたものが、あなたの子供の苦しみの原因になっているということを、死ぬほどに努力している時に言われてしまうっていうこと。

でも最初の自然療法のあと、マリッサが生まれて初めて自力で排便をして初めて自分の脚で立ち上がった。それを見てしまった。

その時にジェシカは変わったんだと思う。

「自分のチカラのみに頼ることをやめた時に変化が起きたの」と、ジェシカは言いました。

 

自分のチカラではなく、もっと大きなチカラ、クリスチャンとしてこの世界のことわりに心からサレンダーすることを決め、神に頼ることができた時から全てが変わりだしたと言いました。

 

「今、私は自分を責めることをやめられたわ。

だって、私の周りには、光が溢れているんだもの。

でもこの光に気がつくことができたのは、本当の暗闇の存在を知ることができたから。

だから、自分を責めていた昔の私は過去に置いてきたわ。

今は、この美しい世界を作ってくれた神に、私の周りにある美しい光を感謝する毎日なの。」

 

 

 

彼女が最後に発した言葉が頭から離れません。

 

「全ては本当に辛かったわ。

本当の暗闇を見たの。そしてようやく光の中に出てこられた。

でももう一度やるか?って問われたら、

喜んでやってやるわ。」

 

 

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